外出先はもちろん、日々の生活でも大人を困らせることがほとんどないというヒョウくんとウサギちゃん。
どうしたら、そんな子に育ったのか。
『これは賛否両論あると思う。というか、反対する親御さんのが多いと思うんだけど』
という前置きから、雪さんが話してくれたことは、
『乳幼児って動物だと思うんだよね。動物のしつけは最初がカンジン。そして、繰り返して訓練。できたら褒める。これだと思うんだ、基本は。』
乳幼児は動物? しつけは訓練!?
乳幼児は動物、と確信していた雪さんの最初のしつけは「おすわり」と「まて」らしい。いや、ホントに、だ。
『固形の離乳食がはじまってた頃だから、多分6~7か月の頃だと思う。それまではヒザに乗せてごはんを食べさせてたんだけど、座布団に座らせて「おすわり」「まて」。で、スプーンでごはんを一口。ヒョウはいつもみたいにヒザに乗りたがったんだけど、強い調子で「まて!」と言って、座布団におしつけるように座らせた。ビックリしたヒョウは泣きながら寄ってきたけど、「まて!」。で、座布団で落ち着いたらごはんを一口。飲み込んだら、動き出す前に肩を抑えて「まて!」。動かなかったら、一口。これをひたすら繰り返した』
すごいなあ、ホントに犬のしつけみたい。
『はじめはキョトンとしたり、泣いたりしたけど、何回か繰り返したら、座っていればごはんをもらえる、と理解できたみたい。動かずにおとなしく食べれるようになるまで、3日もかからなかったよ』
「まて」(の呪縛?)は永遠に有効かも
最初に徹底的にしつけたおかげか、ヒョウくんは食事中に席を立つことはほぼ全くなく育った。それどころか「まて」と言っておけば、手をつけずに待つこともできたそうだ。すごーい。
そして「まて」の応用力はとっても幅広い!すべての場面で役に立つワザだそうな。
ちなみに、ウサギちゃんも同じ手?
『いや、ウサギはヒョウを見て、そういうものだと思ったのか、何もしつけなくても完ぺきに「まて」ができたと思う。兄の影響は偉大だね』
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