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外出先で手のかからない子の育ち方 ~字の書き方編~

長期休暇の「習字の宿題」は積極的に口出しする

ヒョウ君もウサギちゃんも、字を丁寧に書くことができる。
(なぜ ”美しい字を書く” ではないかというと、普段はぐちゃぐちゃな走り書きのことが多いから、であるが・・・笑)
二人とも習字をならったことはないが、ヒョウ君は校内の書写コンクールでよく入賞するそうで。

とっても、不思議だ、いったい何がおきているの?

『習字は、ヒョウが1年生になったころから、夏休みや冬休みに何回か筆を持たせて練習させているよ。私が教えているんだけど、私も小学生の時に1~2年習った程度だから、大した字は書けないんだけどね』

ただ、当時の先生は ”筆の使い方” をしっかり教えてくれたそうで。

『基本って大事、ってつくづく思ったよ。とめ、はね、はらい、線の強弱、ひらがなのカーブの筆使い、ってのはすべての字に応用できるんだよね。あとはバランスのとり方の問題だけ。』

こうすると格好よく見えるよ、というポイントを何度か教えてあげただけで、”入賞” できる程度の字を勝手に書けるようになった、という。

雪女さんは、大したことしていない、っていうけど、中学三年生になった現在も長期休暇は、必ず習字の練習に付き合う(というか、させる)、それだけで十分 ”大したこと” でしょう。

本人の真面目な意欲は最大限尊重する

『そういえば、二人とも、小学校に入学してからしばらくは、宿題を片付けるのが大変で・・・』

という話を雪女さんが始めた。でも、普通の子供のように、「やらなくて大変」ではなく・・・。

『特に、漢字の書き取りの宿題なんだけど。自分で納得できる(上手な)字ががけるまで、書いては消し、書いては消し・・・』

それはもう、ノートが破れてしまうんではないか、というくらいしつこく書き直していたのだそうだ。

『だから、たかだか漢字ノート1ページ埋めるだけで、一時間以上かかることもあって。もう、何度「適当でも大丈夫だよ」って言いたいのを我慢したことか(苦笑)』

そう、雪女さんは根気よく付き合った。「上手く書けない」と半泣きになると、「ここをこうすると上手く見えるよ」とアドバイスしながら。

『漢字ノートの十字の点線をしっかり意識して、漢字のドリルの見本と ”同じくらいの場所からスタートして、同じくらいの場所でとめる、同じくらいの間隔を意識する、って、とにかく効率よく ”上手く見える” 字を書くテクニックを磨いて、何とか ”納得できるレベルで宿題を完成させる ”ために、いやあ、大変だった(苦笑)』

どんなに歯がゆく思っても「適当でOK」とは言わなかった雪さん。それどころか、

『1年生最初の個人面談の時に担任に、「納得するまで妥協せず頑張る本人の意欲を尊重したいので、時間が無くなって宿題が完成しない場合もあるかもしれません」って、先に承諾を取っておいたの。私は、「適当に済ませて宿題を完成させる」よりは、「納得するまで努力する」ほうが大事だと思ったからね』

「子供の仕事は遊ぶことと寝ること」と普段からよく言っている雪女さんには、”宿題を終わらせるために睡眠時間を削る” という選択肢はない。漢字ノートの出来にこだわるあまり、他の宿題が終わらなくても仕方がないと割り切ったそうだ。
いやあ、なかなかできない決断だよね。私なら「もういいから、他の宿題やりなさい!」って、きっと言っちゃう。

『まぁ、2年生になる前には、だいぶスムーズに 漢字ノートが終わるようになってたから、”きれいな字をまねて書く” という技術がUPしたのか、自分なりの妥協点を見つけたのか・・・。でも、ヒョウが習字で賞を取れるまでになったのは、きっと、 ”お手本を真似て書く” 技術が高いからだと思うよ。』

そんなヒョウ君の姿を横で見ていたせいか、ウサギちゃんもおんなじような状況に陥ったらしい。ウサギちゃんの1年生時代も、雪女さんは担任に同じことを言うハメになったそうだ。

『苦労した甲斐はあったと思ってる。ヒョウの英語ノートなんか、すごいよ!女の子でも書けないくらい、すっごいきれいなアルファベットの羅列だもん』

ふだんのぐちゃぐちゃの部屋からは想像できないけどね~。

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