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外出先で手のかからない子の育ち方 ~定期テスト対策編~

雪女さんの方針で、ヒョウ君もウサギちゃんも塾には通ったことがない。
点を取るテクニックを教えてもらっても ”実力” はつかない、というのが雪さんの言なのだが、その話は別の機会にまわすとして。

今回は中学生の定期テストに対する(雪女さんの)方針のお話。

方針のきっかけは雪女さんの失敗経験から

雪女さんには、中学生のころ苦い経験があるらしい。

『私って、幼児のころから ”頭がいい” 扱いをされていて、小学校の通知表もすっごいよかったから、自分でも ”頭がいい” んだと思ってたんだよね(笑)』

ところが、中学校でテストの順位が数字で出されると、その悪さにビックリしたそうだ。

『私って、実はたいしたことないんじゃん、とも思ったし、でも負けず嫌いだがら ”絶対挽回してやる!” って思ってそれなりに勉強したのに、1年の前半は全く順位が上がってこなくって。』

だからって「塾に行きたい」とは思わなかったそうなのだが。

『まだ、当時は塾通いは半分いなかったからね。ただ、自分での勉強方法では限界を感じたから、親に頼んで「進〇ゼミ」を購読してもらったんだ』

日本人にはお馴染みの毎月届く通信教育セットである。テストを提出すれば添削されて戻ってくるし、ポイントシールをためてプレゼントもゲットできるものだ(当時)。

『おかげで中3になった頃には上位レベルまで成績が上がったんだけど、そこで経験したのは、”勉強すればいいってものじゃない。勉強の仕方が大事” だってこと』

「進〇ゼミ」を始めるまでの雪女さんは、教科書にマーカーを引いたり、単語カードを作ったり、ノートにまとめなおしたりという勉強方法が主流だったそうなのだが。

『それって、女の子の勉強方法の典型だと思うんだけど、”覚えたつもり” になって実は全然覚えてないし、全体的に漠然とながめているだけで、時間ばっかりかかって効率が悪いんだよね。でも、”他の勉強方法に思い至らなかった” んだ。』

この辺が私の能力の限界、と雪女さんは自嘲する。じゃあ「進〇ゼミ」の何がよかったのかというと、

『とにかくひたすら似たような問題を解くこと。理科や社会の暗記問題は何度も同じ問題がでれば、前回できなくても次はできる(かもしれない)。できるようになると自信になる。数学も似たような問題の数字が変わったのが何回も出てくるから、最初は回答の丸暗記みたいな解釈でも、解き方のパターンが身に尽くし、そのうちだんだん意味も理解できるようになる。英語は何回も同じようなミスをすれば、気を付けるポイントがわかるようになるし』

とにかく、問題を解くことで、”自分が解らないところが判る” というのが大事、と雪女さんは力説していた。

中1の定期テストは勉強の練習?!

そんな経験を積んだ雪女さんの、子供たちの定期テストに対する姿勢は。

『中1のうちは、勉強の仕方のコツをつかむことと、計画を立てて実行すること』

だそうで。そのために、

『ヒョウの中1最初の中間テストの3週間くらい前に、”テスト勉強でこなす課題” を書き出させて、”ペース配分を考えたスケジュールを立てさせよう” と思って』

何度か、声をかけたが、ヒョウ君は一向に動かない。

『業を煮やして、私がスケジュールを作った(苦笑)』

実は雪女さん、ヒョウ君の入学式当日に主要教科の教科書をチェックして、定期テスト勉強用に問題集をごっそり用意しておいた。そこから、該当範囲のページを書き出して、基本問題、応用問題に降り分けて・・・、とかなりのおぜん立てをしてあげたそうなのだが。。。

『とにかく問題をこなせば、そこそこの順位がとれる自信があったから、期待したのに、全然スケジュールどおりに勉強してくれない』

結局、学校の提出課題の問題集をクリアしただけで、最初の中間テストに挑むことになったそうだ。

ちなみに誤解のないように言っておくが、雪女さんはテストの順位や成績にはあまり関心がないらしい。ホントか、それ?

『あくまでも、”自分なりに計画を立て” て、”計画をこなす” ことが目的。本当はそれに”目標” もあればバッチリだし、計画通りにいかなかったら ”途中でスケジュールを立て直す” ことまでできたら完璧だと思うんだけど。』

そこまですれば結果はおのずと付いてくるだろうし、いい結果が出れば ”自信になる” からと、点数や順位はあくまで結果、と言い切る雪女さん。

『そういう意味でいけば、ヒョウの定期テストは私に言わせれば ”最悪” なんだよね。中3の1学期になっても、まだ、自分で計画すらたてられないんだから。学校の提出課題が終了してからが勝負なのに。』

でも、順位はそこそこいいから、強く言えなくてムカツク、そうです(苦笑)。

ちなみに、先日人生初の定期テストに挑んだウサギちゃんは、

『私に言わせればほぼパーフェクト。自分なりに計画たてて、テスト数日前に課題を終了させて、我が家の問題集ほぼやりつくして(パチパチ)』

いい結果がでてるといいなぁ、とつぶやく雪女さん。

『とにかく、中学のうちは、勉強のペース配分や、勉強レベルの調整、長時間勉強に慣れることなど、自分に向いた勉強方法を把握することや、自分自身のコントロール方法を学ぶ期間だと思ってるの。それなりに偏差値の高い大学への進学を目指すなら、高校では比べ物にならないくらい知識を入れないといけないんだし、でも学校生活もエンジョイして欲しいから、いかに効率よく実力を付けるかがポイントになる。高校に進学してから、”勉強の方法” を模索なんてする暇ないと思うからね』

へえ、長い目で見てるんだねえ。さすが、雪女さん。

『何いってるの。”効率よく勉強する” テクニックなんて、結局 ”社会に出て効率よく仕事をこなす” 練習じゃん。私的には ”使い物になる社会人” に育て上げることが目標だから』

子供は「私の老後の保険」なんだから、少しでも優良物件でないとね~、だって。
いやはや、何とも、御見それしました。

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