スポンサーリンク

小さな頃から食材に触れていた子供たち

お米は魅力的なおもちゃ。しめじは・・・

雪家では基本的にテレビはつけない。幼児期にテレビに子守をさせることはなかった。たいていは雪女さんの努力で何とかなったのだが、

『調理中はどうにもならないよね。子供だけで機嫌よく遊べるのなんて、4~5回に1回くらいじゃん』

ちなみに雪家の台所は”子供は侵入禁止” というルールがある。

『よく ”ここから入っちゃダメ” ラインに座って、私のことじーっと見てたから、暇つぶしにいろいろやらせてあげた』

という。1歳の頃のおもちゃは ”お米”。

『あの、ぎゅって持ったときの独特の感触とか、軽量カップにすくってサラサラこぼすとか、お米って結構魅力的なおもちゃみたいでさ』

ただし、ルールがある。”こぼしたら終了” だそうだ。

『使っていない炊飯器の釜にお米を入れてあげるんだけど、こぼさないように真剣だったよ』

1歳児に丁寧に遊ばせるって、なかなか貴重な体験だよね、という。なるほど。
また ”しめじ” や ”えのき” もよく触らせてみたらしい。

『ヒョウに ”しめじ” のかたまりをあげて、「こうやってバラバラにして」って見本を見せてやらせてみたら、粉々にされた(笑)』

確かに、柔らかいから子供でも際限なくむしれるよなぁ。

2歳児にピーラーを使わせるとどうなる?

2歳になったウサギちゃんに、ピーラーで人参の皮を剥かせてみたら

『ずっと同じ面ばかり削って、スライス人参の山を作っていた(大笑)』

とか、楽しいエピソードがたくさんあるらしい。また 「子供ってそうくる(見る)か!」っていう発見や驚きも多々あったそうだ。

『玉ねぎの皮むきもよくさせたね。そういえば毎年掘りたての ”たけのこ” をもらうんだけど、この皮を剥くのも子供たちの仕事』

ゆがいてあく抜きしてから剥くのが基本だけど、雪家では皮むきを体験させるためにあえて先に皮を剥くらしい。

『子どもたちが幼稚園のころ、”つくし” を取ってきて佃煮にしたりもしたね。当然ハカマを取るのも子供の仕事。 ”採取した分責任もって働け~” って、私は横でのんびりとレシピチェックとか』

今では、毎年何度もハゼ釣りに行くそうだが、釣った魚をさばくのもほぼ子供たちでできるそうだ。すばらしい。

『だって毎回何十匹も釣ってくるんだよ、冗談じゃない、やっとれんって』

コメント

タイトルとURLをコピーしました