「今、何時?」と聞かれたら、何と返事したか
イヤイヤ期がなかったヒョウ君だが、「あれ、なあに?」の時期はあった。
そして、その後にやってきたのは「今、何時?」の時期だったそうだ。
『よくドライブに付き合わされていたんだけど、ヒマなんだよね、子供には。で、「今、何時?」って聞くことが多くなった』
はじめのうちは律義に答えていた雪女さんだが、
『ある頃ふと思いついて、「あと2分で3時だよ」って言ってみたんだ』
きょとんとしていたヒョウ君だが、
『「2時59分のつぎ、60分になると3時になるでしょ?その60分の2分前だよ。今、何分?」って聞いてやったら 「58分」と答えることができた。それからは5分前までがスラスラと言えるまで繰り返したの』
56分とか59分とかいうタイミングで「今、4時4分前だよ、さあ3時何分でしょう?」という声をかけることを繰り返したそうだ。
そして5分前に慣れたら、次は10分前、次は20分前というふうに計算の幅を広くしていったらしい。
『最後の頃は、”1時53分前” とか ”4時の1時間10分前” とかなってたね(笑)』
なんじゃ、そりゃ。すでに ”前” じゃないじゃん。
ちなみに、逆の計算で「今3時25分です。あと何分で4時でしょう」とかもしたそうだ。
アナログ時計のほうが計算力がつく、かもしれない
ところで、皆様のお宅の時計は、デジタルですか?アナログですか?雪女さんは、
『一番子供たちがよく見る時計は、アナログで、数字もなくて、分針も5ずつしかないヤツを使っている』
のだそう。その心は、
『数字や目盛りのないところから、情報を読み取る訓練になるかと思って。それに ”およそ” って概念もしっかりもってほしかったから。大人なら目盛りがなくてもだいたい時間が読み取れるんだけど、子供に確認してみたら、意外と難しいらしいんだ』
なるほど、そうなんだ、気づかなかった。
『あと、アナログ時計って ”円の図形” が理解しやすいよね。半分とか1/4とか。いくつかに分割したときの中心の角がいくつで、どのくらいの大きさになるとか、想像しやすいじゃん』
そこまで考えるんだ・・・。
『私は60までの算数は、無意識に時計をもとに計算してるみたいなんだけど、それって特殊なのかな?』
どうだろう。少なくとも、私は、しません。
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