以前も書きましたが、雪一家は全員お片付け下手(らしい)。
普段からそこそこ散らかっている環境で幼児期を過ごしたヒョウ君とウサギちゃん。
部屋の中にカバン類が放り出してあっても、服が脱ぎ散らかしてあっても、下着が落ちていても(汗)あんまり気にならないらしい。
さすがに友人を招くときは掃除機をかけて迎える程度の分別はあるのだが・・・。
『とにかく!散らかっていても全く気にならない大人になるのは非常にマズイ!!で一案ひねりだしました』
部屋の片づけを1か月単位の競争にしてみた
・・・さて、どういうことでしょうか。
『普段そこまで悲惨な状態ではないウサギの部屋が、ある日ものすごい惨状になっていて・・。”イヤ、これで平気はさすがにヤバイでしょう” と思って、打開策を年末に考えました』
で、考え付いた方法というのが、「お片付け競争」なのだそうだ。
『とにかく、”片付けなさい!!” と命令して片付けるようではいつまでたっても自発的に片づけをするようにはならないもんね。で、12月20日くらいに ”今日からお試し1週間トライしてみます” って宣言したのがこの方法』
どういうものかというと、雪女さんがストップウォッチを持って、1日1回各子供部屋を訪問。で、散らかった状態が片付くまでの時間を毎回計測して、1か月単位で合計してお片付けタイムを競う、のだそうな。
『当然、片付け時間数が短いほうが勝ちだよね。だから負けた方が勝った方に罰金100円ってことにしてみた。』
ただし、合計時間数の差異が3分以内だったら引き分け、としたそうだ。
『土日を使って、一度強制的に片付けさせて、リセット。目標はこの状態をキープすること。とりあえず、年末まで約10日間試してみて、軌道修正しましょう、さあ頑張ろう!って始めてみたわけよ』
結果どうだったかというと、、、雪女さんにとって、嬉しい誤算が・・・。
『毎回ストップウォッチ片手に嬉々をとして部屋を覗くのに、全然散らからないんだよぉ』
それまで、あらゆるものが散乱していた子供部屋の床に、ウソのように何も放置されなくたったのだそうだ。
『細かいところまでいえば、机の上が整頓されていないとか、服が椅子にかけっぱなしとかはあるけど、初めから条件を厳しくしてやる気がなくなるのもマズイから、とりあえず ”床に物が落ちていないこと” と ”洗濯物片付いていること” を最低条件としたんだけど、いつ覗いても、なあんにも落ちていない部屋になってしまったのさ』
イヤイヤここまでとは、我ながらビックリ、と雪女さん。で、そのまま年を越して、新年をむかえ、
『そのままどちらも片付けタイム1秒もカウントしないまま、かれこれ3週間。せっかく作ったエクセルの集計表も、役立たずのままの白紙状態。でも、たまにちょっとものが落ちている時もあるんだけど、せっかくここまで頑張ってキープしているから、そんなときは「覗きに行くことをにおわせて」みることに。そしたら、さらっと片付けてくれるようになった』
このままの状態をキープできたら上出来でしょう。さらに「散らかってたら気になる」状態になってくれたら完璧なんだけど、とさ。いやはや、お見事です。
玄関に散乱していた靴を整頓させたワザ
同じく、長年雪女さんの頭を悩ませていたのが、玄関に散乱する履物類。
『これもねぇ、幼児の頃から ”下駄箱にしまう” ”脱ぐときはきちんとそろえる” って徹底しておけばよかったんだけど。』
常日頃、脱ぎっぱなし、散乱していてもひっくりかえっていても、誰も気にしない雪家の玄関フロア。
『毎日のように、寝る前に 「靴片付けてね」と指示していたんだけど、ほとんど無視の状態。悪気はないんだけど、階段の上り下りの際に目に映っるハズなんだけど、”散らかっているから、片付けよう” という意識はカケラも浮かんでこないらしいんだよね。』
そこで、第一弾としては、”放置されていたら玄関の外に靴を放り出す” と宣言してみたらしい。
『少しの間は片付けてくれたんだけど、すぐにダメになっちゃった。なんだかんだと実際放り出さなかったからねぇ』
かくして、相変わらず乱雑な玄関。見るたびにイライラすることも嫌だが、何より心配なのは、よそ様のお宅でも脱ぎ散らかす可能性が大、なこと。
で、これも本格的に矯正しようと思って一案ひねりだした雪女さん。
『片づけを監督責任制にしたの。月水金はウサギが監督、火木土はヒョウが監督。で、常備されているサンダルはきれいにそろえ、靴はすべて下駄箱に片付けてあることに責任をもつこと』
監督なんだから、命令して片付けさる権限がある。当然、自分の靴が原因でなくても、脱ぎっぱなしになっていたら、責任は監督がとる、としてみたらしい。すると、
『効果覿面。バッチリ片付いた玄関をキープできるようになりました!』
おおっ!素晴らしい。パチパチパチ。
それにしても、難しいお年頃(ヒョウ君16歳、ウサギちゃん13歳)なのに、ほんと素直に言うこときくよね。
『まあ、赤ちゃんからの刷り込みで、私に逆らうという選択肢がない、というのもあると思うけど。どうやら子供には自分にペナルティが課されるよりは、 ”自分のせいで、誰かに迷惑がかかる” という環境のほうが、物事に責任感(?)が芽生えやすくなるらしいね』
さらに発展して「誰かのためになる行動が自分の喜び」につながれば最高なんだけど、ですって。
確かにねぇ。でも中高生には、ちょっとまだ難しいかもね。
===おまけの後日談===
さて、この記事を書いたのは2か月弱前。実はUPする前に、雪女さんから ”待った!” がかかってしまったのだ。曰く、
『2月に入ったころから、特にヒョウの片付けペースがあやしくなってきた。”この方法で完璧!”とはちょっと言い難いかも』
学年末テストがあったり、部活が忙しかったりして、言えばギリギリ片付けるけど、「毎日きれいな状態をキープ」しているとはいえないらしい。
目下、最初の宣言どおり「ストップウォッチで片付けタイム計測」をやるべきかどうか思案中、とのことです。参考までに・・・。
コメント