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外出先で手のかからない子の育ち方 ~科学技術編~

「人間、楽をすればするほどバカになる」というのは、雪女さんの持論であり、子供たちにも機会があるごとにそう諭している。
そして、有言実行なところが、雪女さんのすごいところでもある。皆様、安易にマネしないように。

「必要以上に便利になる機能」が嫌いな雪女さん

さて、タイトルからして、なんだかよくわからない今回のテーマですが。。。
つまり、雪女さんは、無駄に便利な家電類がお嫌い、なのである。

『身近にある ”便利機能” で本当に助かるなぁと思うものは、炊飯ジャーのタイマー機能と早炊き機能、アラームのスヌーズ機能、お風呂の追い炊き機能くらいなんじゃないかな』

という雪女さん。
何がすごいかって、今時のご家庭で、ロボット掃除機どころか、食洗器も全自動洗濯機もないという。ええええっ!

『洗濯機は二層式。ちゃんと電気屋で売ってるよ。選択の余地はほとんどないけど・・・(涙)』

ひとつひとついこう。二層式洗濯機をチョイスする訳は?

『うーん。これは絶対賛否両論というか、価値観の問題があるから、人に理解を求めたいという気持ちはさらさらないんだけど。まず、洗濯は ”浴槽の残り湯を使う派” なのね。で、一度溜めた洗濯槽の水で(追加しながら)2~4回洗濯するの。最初は上着などの汚れの少ないもの、最後は下着とかシーツとか汚れの多いものね』

浴槽の残り湯は雑菌が繁殖するというけど、私には、湯の雑菌よりも、浴槽の水をそのまま捨てることのほうがストレスだから、だそうだ。

『全自動洗濯機だと、1回の洗濯に、水入れて洗って水抜いて、水入れて濯いで、で最低1回は水の入れ替えがあるでしょ。私にはそれがストレス。まあ、大きな洗濯槽で1回で洗濯終了なら結局同じなんだろうけど、古い価値観の私には、フェイスタオルと靴下を一緒に洗うってのも、納得できなくて・・・。』

それに、手動な二層式にはちょっと楽しいこともあるんだ、と雪女さん。

『うちはそんなに泥汚れとかがあるわけじゃないから、洗剤も少ないし、洗濯時間も短い。だいたい1回5分回せば十分。で、何年も ”1回5分”を続けていると、「もうそろそろ止まるな」っていうタイミングがわかるようになるの。ウチは調理台から3歩で洗濯機の前に行けるんだけど、洗濯機に到着したときちょうど止まったりすると、なんか快感なんだよね。』

あと、1~2分はあるから〇〇ができるな、っていうのもふだん家事意欲の乏しい雪女さんにとっては、ささやかなモチベーションにもなるらしい。よくわからないが。
で、食洗器がないのは?

『必要ないもん。そんなに多くの洗い物が出るわけでもないし、フルタイムで働いているわけでもないから、手洗いで十分。それに、手洗いのほうが子供たちが手伝う余地ができる。水だって、手洗いを工夫してやったほうが、絶対少量で済むと思う。電気屋で 「年間何万円も水道料金が安くなる」って宣伝見たことあるけど、そもそもそんなに水道料金も払ってないし。』

ちなみに、ロボット掃除機が無いのは、

『ロボット掃除機が活躍できるような部屋の状況ではなかった』

とのこと。これは最近だいぶ改善されたようですが、「掃除機は週に1~2回で十分。それくらいはできる」だそうです。

そもそも、掃除機は最低限のほこりやゴミを吸い取ればいいし、洗濯機は回転して衣類をもみ洗いできれば十分、と言い切る雪女さん。

『 ”ほこり感知センサー” のある掃除機とか、 ”汚れを見つけて集中的に洗う”洗濯機なんて、必要なし。目に見える汚れは手動で排除すればいいし、目に見えない汚れに目くじら立ててもしょうがない。私、潔癖症とはほど遠いし、我が家一同、基本的にズボラだし(笑)。』

そういう複雑な機能が多ければ、壊れやすくもなるでしょ、シンプルが一番だよ!、と断言していた。

「便利な機能は人間をダメにする」と信じている雪女さん

「人間、楽をすればするほどバカになる」を身をもって経験したらしい雪女さん。

『数か月に一度、車で小一時間のところに通ってたんだ。いつもカーナビを頼りに行っていたんだけど、あるとき何気なく、”自力でいってみよう”と思ったの』

もう何度も通っている場所、のハズなのだが、、、

『自動車専用道路を20分くらい走るんだけど、いざインターを降りようと思ったら、出口がどこだかわからない。多分ここだ、と降りて、かろうじて見覚えのある景色だと思ったけど、次にどの道でまがったらいいか、ひどくあやふやで・・・』

何とか目的地に到着はできたのだが、あまりの不安定さに愕然としたらしい。

『何度も行った場所なんだよ!?なのに、いつもカーナビに頼りっぱなしにして、何にも考えずに運転しているから、まるでルートが頭に入っていない。”人間ってなんてバカなんだろう”って、もうびっくりだよ』

「人間のバカさ加減」を身をもって思い知った雪女さんは、子供たちにも切々と語るのだとか。

『例えば「えんぴつけずり」。小学校には電動式のものが置いてあったみたいなんだけど、電動式だと片手1本(ヘタすれば指2本)で、何にも考えずに差し込むだけで削れてしまう。これが(片手でハンドルを回す)手動式のものだと、鉛筆をセットして、片方の手で押さえて、もう片方の手でハンドルを回すという、工程も労力も必要。携帯用(?)の小さなえんぴつ削りなら、削る力加減もコントロールがいる上に、落ちるゴミの始末も考えないといけない。さらにカッターナイフで削るとなると、ケガをしないように、きれいに、という上級のテクニックも必要。わたしなら、子供にはカッターナイフで鉛筆を削らせたいと思うわけさ』

ほら、「サラリーマン金太郎」だって、最初は鉛筆削りから頭角を現したんじゃん、って、それはちょっと違うんじゃ。。。

『”早く” ”楽に” なんてのは日々の生活に忙しい大人のためにはなっても、発展途上の子供には害だと思うんだよね。今の子ってマッチもすれないっていうじゃん。山ほど経験と失敗を積まなくちゃいけない時代に ”苦労しない道具” を与えることは、きっと子供のためにならないと思うよ』

というのが、雪さんの意見。で。雪家には便利家電が少ないんだと。そしてさらに「過保護すぎる機能は人類の敵だ!」とまで言う。

『我が家の消火機能付きセンサーコンロなんて、最悪。人が ”ミッション気分” で一つのコンロを使いまわして調理していると、勝手に弱火にしたり、消火したりする!!』

よけいなお世話だ、ほっとけーっ!!!、て、まあまあ、おさえて、おさえて。。。

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