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外出先で手のかからない子の育ち方 ~おさんぽ・レジャー編~

外出時に抱っこをせがまない子に育てるには

雪女さんには ”店で癇癪を起して泣き叫ぶ子” の他にも気になる子供の姿勢があった。それは、 ”外出中に抱っこをせまる子供” だそうで。

『レジャー先で、両手に荷物持ってるのに抱っこしてる親っているじゃん。見てるだけで大変そう。だから、外出先で抱っこしなくてもいい子供にしたかったんだよね』

そんなこと可能?と思うかもしれない。だが実際、ヒョウくんもウサギちゃんも外出先で(歩くときに)抱っこされているところを見たことがない。

『これも ”最初がカンジン” で、外出中には抱っこしない、と1歳からすりこんだんだ』

と、雪女さんは平然と言う。1歳からって、どうやって?

『初めて、ベビーカーなしで散歩に行く時 「自分で歩くんだよ。つかれても抱っこしないよ」と言い聞かせて、歩いて戻れる距離で散歩した』

それを繰り返して、少しづつ距離を伸ばしたそうだ。

「抱っこしない」と決めたら、何が何でも抱っこしない

『ある時、 ”もっと、もっと” って先を指さしてズンズン歩きたがったことがある。その度に何度も「自分で歩いて帰るんだよ」って念を押した』

結構歩いたから、帰りは疲れてぐずったらしい。

『そこからは ”どうやって抱っこせずに家にたどりつくか” ってミッションになっちゃった。「あそこの電柱まで」とか目標を決めて、たどりつけたら、ギューとか、その場で抱っことかして、はげましながらなんとか家にたどり着いた。ここで抱いて帰ったら負けだからね』

雪女さんはよく”ルールは簡単に破ってはいけない” という。一度抱っこしたら、子供は ”ぐずれば抱っこしてもらえる” と思ってしまう。大人の頑張りどころ、らしい。

一度、あるレジャー施設へ行ったとき、徒歩で駅まで15分、駅から15分、施設で数時間遊んで、帰りもまた徒歩で・・・、ということがあった。ヒョウくん2歳、ウサギちゃん0歳で、ウサギちゃんがベビーカーに乗っているからヒョウくんは歩かなくちゃならない。

『さすがにね~。大人もヘトヘトだったからかなりきつかったと思うけど、帰り道いろいろ遊んでまぎらせながら、何とか駅まで頑張った。私も大げさに褒めたし、本人も達成感があったのか、満足そうにしていたよ。そういう成功体験を地道に積み重ねることだね~。』

イレギュラーで抱っこをするときに、絶対守ること

すごいね。じゃあ、ホントに外出先で抱っこしたことないんだ。うらやましい。

『散歩中に抱っこして帰ったことは、私が覚えているのは2回。1度は家を出てしばらくのところで、いきなり大粒の雨が降ってきて・・・、カサ持ってなかったし、洗濯物が干してあったから、抱っこでダッシュで帰った。もう一度は、やっぱり家の近所でけっこうゴーカイに転んだとき。大泣きでテンションだだ下がりで、とても散歩が続けられる状態じゃなかったからね』

でも、そういう例外の時こそ気を付けなければならない、と雪女さんは力説する。

『必ず、「今日だけだよ」「特別だよ」「いつもはないよ」と、しつこく言う。1歳児でも多分わかってると思うんだよね。 ”抱っこもアリなんだ” って思わせないことが大切』

言ってもわからない、ではなく言わなくちゃもっとわからない、と雪女さんはよく言う。1歳前の子供にも、なんでも丁寧に説明するんだって。
大人の言うとおりにしていればいいとは言わないし、思いもしないらしい。
そういう姿勢はホント、立派だと思う。

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