スポンサーリンク

入園式・初登園のできごと

春です。
昨日は嵐のような一日でしたが、一転して今日は見事な小春日和。
桜が一気に開花しました。
もうすぐ、入園式・入学式を迎えるご家庭は、楽しみですね。

周囲もビックリ!ヒョウ君の初登園

さて、ヒョウ君の入園式について、雪女さんの感想は

『実は、ほとんど覚えていない(苦笑)。立つこともできないウサギをかかえて、荷物もどっさり、そして、ただでさえ自分の世話は全くできないヒョウは右腕を骨折中で・・・。』

そうなのだ。別の投稿でも紹介したが、ヒョウ君は入園2週間前に滑り台から落下して、右腕ギプスで入園式を迎えたのだ。”自分の世話ができない” っていうのは、

『着替えも、靴を履くのも、自分ではできない状態。入園前に上靴を履く訓練をしたんだけど、大泣きで断固拒否されたんだよ(涙)。”通園カバンから弁当を出して食べる” っていうのは、何とかできるようになったんだけどね』

ちょっと意外な話だが、できないままほっておくというのも雪女さんらしくない気がする。
詳しくきいてみると、

『普通、2歳くらいで「自分でやるっ!!」ていう自己主張期(イヤイヤ期)があるでしょ?。でもヒョウもウサギも全くなかったんだよね、それが。』

イヤイヤ期がない幼児!?あるの?そんなの。

『なんでかはよくわかんないけど、今に至るまで、従順そのもの。反抗なんてしたことないのよ、ウチの子たちは』

それはそれで心配だけど、いつか爆発するんじゃないかって、と雪女さん。
当時は ”自分でできるようになると、私(母)にやってもらえなくなる” のがイヤだったんじゃないか、というのは雪女さんの想像だ。
で、自己主張期を逃した甘えっこヒョウ君は、何もできないまま入園を向かえてしまったと。

『まあ、まわりを見ていればそのうち自分でやるようになるだろうと楽観はしていたんだけど、先生の負担が増えることは確実じゃん』

だから入園式のときは「ウチの子は自分でなんにもできません」って担任に伝えることが一番のミッションだった、という雪女さん。

『右腕ギプスでむしろ助かったよ~。免罪符になるじゃん(笑)』

ちなみに幼稚園の先生からは「手伝う先生がたくさんいるから大丈夫ですよ~」ととてもおおらかな返事をいただいたそうだ。

それよりも!と雪女さん。

『ビックリしたのは初登園だよ。私もその瞬間まで知らなかったけど、4~5月の幼稚園バスってすごいことになるじゃん』

皆様はご存じだろうか。バス登園のお見送りをした経験のある方なら想像がつくだろうが、登園間もない年少さんは親御さんと離れたくなくて、バスの入り口から大号泣になるのだ。
ヒョウ君たちが通った幼稚園バスには4月には臨時に複数の先生が添乗し、大泣きする年少さんを抱きかかえ(確保、拘束するともいう)園まで連れて行くのだ。

『初めての場所まで出向いて、はじめて会う人たちに混じってバスを待ったんだけど、年少はウチの子だけだったの。他のママさんたちは ”乗せるの大変だろう” と予想していたみたい』

そしてやってきたバスは、何人もの泣き声が響き渡っていた。

『あちゃ~、って思った。ただでさえ甘えん坊で、私から離れたことなんてほとんどないし、バスに乗るのも初めてくらいなのに、恐怖の館みたいになってるじゃんって。』

ところが。
周囲の心配をよそに、ヒョウ君はにこにことバスに乗り、指定された席に座ると、余裕の表情で手まで振ってみせたという。

『そこにいる親御さんみんなで唖然となって。”すごいね、いっちゃったね ” 。私も「いっちゃいましたね・・」ってカンジで』

もちろん、帰りのバスも満面の笑顔で降りてきたことは、言うまでもない。

入園式で警戒心丸出しだったウサギちゃん

変わってウサギちゃんの場合はどうだったか。
さすが女の子、というところか、ヒョウ君よりはそれなりに自分のことはできたそうだが。

『ウサギはとにかく、半端ない人見知りだし、子供嫌い。それまでヒョウの迎えとかで時々幼稚園には行っていたから、場所には慣れていたんだけど』

どれくらい人見知りかというと、2か月に1回は泊りで遊びに行くおばあちゃんすら抱っこできない状態だったらしい。
子供嫌いというのは?

『子どもって何するかわかんないじゃん。多分、それが恐怖なんだと思う。託児所とかに連れて行くと壁際に陣取ってずっとまわりを観察しながら ”寄ってくるなオーラ” を出してるんだよ』

余談であるが、幼稚園でも最初の三か月はずっと無表情で回りを観察しているらしい。
で、夏休み明けた頃に「ウサギちゃんが笑ってくれました!」と先生に報告されるのだそうだ。

そんなウサギちゃんの入園式は、

『まあ、式は私と一緒だったから問題なし。ところが教室に行って座席に座るじゃん。そこに座るということはわかっているから嫌がりはしないんだけど、もう、涙目でさ』

右も左も(苦手な)子供だらけ。そんな中ウサギちゃんは目に一杯涙をためながら空中の一点を見つめて必死に耐えていたらしい

『思わず ”頑張れ!” って言いたくなったよ。先生が話をしていてもそっちを見もしなくて(苦笑)。先生が一人ずつにシールを配って出席帳に貼るように教えてくれたんだけど』

それまで、明らかに張りつめていたウサギちゃんが、先生にシールをもらって貼った瞬間にふわっと ”融けた” らしい。

『もう!まさに、野生動物が人間に心を開いた瞬間!ってカンジ。それからは一生懸命先生を目で追っかけてたよ。いやぁ、あれは感動したね!』

野生動物って・・・。
でも、何とか無事に入園式を乗り切ったウサギちゃん。
翌日の初登園は、やはりヒョウ君同様、何の騒動もなく淡々とこなしたそう。

ちなみに、ヒョウ君もウサギちゃんも三年間で一度も登園を拒否したことはないそうです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました